第2回 Confluence入門無料セミナー(管理者編)

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蛯子 淳司Junji Ebiko

蛯子 淳司

2回目の Confluence 入門無料セミナーを実施しました。第1回は、ユーザー編と管理者編を1日にで実施したのですが、時間が足りなかったので、今回は管理者編とユーザー編に分けて実施しました。(2回も柏まで来て頂いた方も居ました。ありがとうございます) 私は管理者編を担当しましたので、そちらのセミナーの報告をします。今回も、WindowsパソコンへのConfluenceのインストールを体験して頂きました。

pptslide

予定の時間は3時間だったのですが、随時皆様の質問に答えながら進めて行ったところ、次々に皆さんが質問をしてくれたので私は調子に乗って、「リックソフトがVMwareのパートナー企業になった話」や、「JIRAとの比較や連携の話」などもしました。そしてまたしても、予定の内容を一部省略したにも関わらず時間をオーバーしてしまいました。でも、色々な話が出て盛り上がったので良かったと思っています。

私からの説明が終わった後は、皆様がどのようにConfluenceを利用しているかについて、聞ける事ができて大変に参考になりました。参加者の方同士で情報交換もされていたのでプチ Atlassianユーザー会でしたね。「Confluenceの利用が今ひとつ浸透しない」というお話も聞けました。「なぜ、Wikiを使い始めたんでしょう。情報共有のためですよね。縦割りにセキュリティをかけない方が良いのでは?」というお話もさせて頂きました。

文字化けについて

私は日常的に Conflouence のインストール、運用、管理をしているので、インストール作業は(当然ながら)とても簡単です。今回のセミナーで感じたのは「皆さんはインストールに苦労されている」という事です。ユーザーの皆様にとって、重要だと思われる文字化け対策部分を記述しておきます。

server.xml

Confluenceの検索機能は強力で、目玉機能だと思いますが、インストールが不味いと機能しません。conf/server.xml ファイルの、Connectorタブに

  • useBodyEncodingForURI="true"

という設定を入れます。修正後の内容は以下の通りです。

<Connector className="org.apache.coyote.tomcat4.CoyoteConnector"
port="8080" minProcessors="5" maxProcessors="75" enableLookups="false"
redirectPort="8443" acceptCount="10" debug="0" connectionTimeout="20000"
useURIValidationHack="false" useBodyEncodingForURI="true" URIEncoding="UTF-8"/>

これを入れない事による影響範囲は、Confluenceのバージョンによります。新しいバージョンほど影響は少なくなっています。

  • 日本語文字列へのリンクを張る際のダイアログの文字化け
  • 日本語ファイル名のファイルを添付できない
  • 日本語ファイル名のファイルをダウンロードできない
  • 日本語で検索できない
  • 日本語ファイル名の添付ファイルのプロパティを参照できない

Officeファイル表示の文字化け

参加者の方から伺ったのですが、Officeファイルの表示で文字がいわゆる「豆腐」になってしまう事があるそうです。server.xmlの設定は、クライアントサーバー間の通信時の文字化け対応ですので、関連しないと思われます。Officeファイルの表示はサーバー側で Flash ファイルを生成しますので、サーバー側のフォント設定の不具合が原因と思われます。試しに サーバーのJAVA_HOME/jre/lib/fonts のファイルを削除してテストしたところ、再現しました(下図参照)。この問題が発生した方はサーバー側のフォント設定を確認して下さい。

PowerPoint文字化け

Googleガジェットの利用

次回のセミナー

次回のセミナーの予定は以下の通りです。興味の有る方は是非ご参加下さい。

  • 2011年1月14日 JIRA入門無料セミナー(システム管理者編)
  • 2011年1月21日 JIRA入門無料セミナー(管理者編)