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大貫 浩Hiroshi Ohnuki
また随時アップデートします。個別にご相談ある方は sales@ricksoft.jp まで、ご連絡ください。
2014年7月9日(日本では7月10日)にアトラシアン社より新しい新しいエンタープライズ向け提案があり、既存のサービスやカテゴリー名称もそれに合わせて変更となりました。
1、製品の変更
新しい製品カテゴリーは以下の3つになります。
- Cloud
- Atlassian OnDemandからの名称変更です。
- 私の知る限り名称のみの変更です。
- Server
- Downloadからの名称変更でオンプレミスでの利用を想定しています。
- 一部価格に変更があります。
- Data Center
- 新しい製品カテゴリーです。クラスタリングに対応し、高可用性(High Availability)とスケールアウト(Performance at scale)を実現します。
- ライセンス形態がServerとは違いサブスクリプションになります。 現在リリースされているのはJIRA Data Centerのみですが、Confluence Data Centerも今後リリースされます。そして、これ以外の Data Centerも…
これらの製品カテゴリー再構成により、500ユーザー以上を対象にしていたJIRA EnterpriseとConfluence Enterprise 製品群は廃止され、価格も一部変更になっています。
2、サービス&サポートの変更
- Premier Support
- 専任のシニアサポートエンジニアがお客様の環境を知り、直接サポートします。
- Technical Account Management
- TAM(Technical Account Manager)と呼ばれるアトラシアンの専任技術者がサポートします。
- TAMはお客様に製品に関する戦略的なアドバイスを提供します。
3、新しいAtlassian Enterpriseの提案
下記2つの製品とサポート&サービスを合わせて、新しいAtlassian Enterpriseという提案になります。
- 製品
- Data Center
- サポート&サービス
- Premier Support
- TAM(Technical Account Management)
- Enterprise Partners
- アトラシアンにはEnterprise Expertsという30社以上の認定エキスパートがいます。(日本では2社)
- 弊社もEnterprise Expertの1社です
4、Marketplace
Addonを販売するAtlassian MarketplaceでもData Centerラベルが付いてData Centerに対応していることが分かります。Data CenterはJIRA6.3, Confluence5.6から対応となり、クラスタリングを実現するため製品のベースメカニズムに変更が入っています。一方、AddonはJIRA6.2でもJIRA6.3でも1つのファイルで対応できるのが望ましいため、Addonはベースメカニズムが違うJIRAの上でも1つのファイルで動作するように改修する必要があります。この対応を行ったAddonにData Centerラベルが付いています。
今回の変更ではありませんが、Marketplaceのトップ画面の最後までスクロールダウンすると以下の画面が表示されます。この表示方法がコジャレていてAtlassian的です。
上記グラフの一部を押すと検索画面に遷移します。この検索画面にもData Centerが追加されています。
5、Developer
開発者向けWebサイトのトップ画面も変更されてました。開発者で最近ホットな話題は、Data Center対応が終わりとAtlassian Connectですね。先日ベルリンで開催されたAtlasCamp2014でもConnectのセッションが数多くありました。1年前、ConnectはAtlassian Cloudに対応させるためのAddonフレームワークとして誕生しましたが、今後は分散したアプリケーションの連携フレームワークへと変化するようです。