Atlassian Summit 2015 3日目- 4日目 リックソフトWBSガントチャートブースを出展

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渡辺 裕美Hiromi Watanabe

渡辺 裕美

WBSガントチャートブース出展! 前回も書きましましたように、今年リックソフトは、海外でのリックソフト知名度の向上と、また自社開発のプラグイン「WBS ガントチャート for JIRA」 の海外拡販を目的に掲げています。
この日から2日間にわたって、リックソフトはスポンサーブースを出展し、世界に向けて「WBS ガントチャート for JIRA」の紹介をします。

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とにかく目立つようにとの指令で、はっぴを作りました。拡販グッツは枡を用意しました。こちらは外国に方たちにとても人気でした♪ 20151104016 たくさんのアトラシアンのお客様が足をとめてくれて、製品についての紹介を聞いてくれます。 さまざまな賞賛の言葉を頂きました!
  • cool
  • nice
  • great
  • excellent
  • good idea
  • interesting
既存のお客様からは、「すごく使いやすい!」と言ってもらいました。 また、質問で圧倒的に多かったのが、
  • MSプロジェクトと連携できるか?直接移行できるか?またはインポートできるか?
です。 あるプロマネからは、「JIRAとMSプロジェクトを使ってるんだけど、双方を行ったり来たりにくたびれたわ。この製品は私の悩みを解消する製品ね。」っと言ってもらいました。
  • 課題どうしのリンクはどのように実現しているか?
  • JIRA Agileとも一緒に使えるか?その課題リンクをWBSガントチャートでそのまま表現できるかどうか?
などリンクに対しての質問も多かったです。再入力するとか手間のかかることは極力避けたいとの話です。 他には、
  • Atlassian Cloudに対応してるか?
  • Confluenceで表示できるか?
  • PDFに出力できるか?
  • 動作は早い?
などです。 日本では課題管理はエクセルでやってる方が多いですが、外国ではMSプロジェクトがかなり多いようです。 海外拡販の市場調査という点で、興味深い発見です。 これからはフィードバック収集にも力を注いでいきたいです。

アトラシアンもそれにはすごく注目をしているようで、基調講演でもそのことをあげていました。

外国エキスパートとの交流 メールでのやりとりと、直接会って話すのとでは天と地ほどの差があるものだと実感しました。たくさんのエキスパートとお話をしましたが、ここでは2つほど紹介します。
Arsenal 20151104018
Dataplane 2.3 がリリースされ、翻訳はリックソフトがしました。 Dataplaneを紹介するリックソフトのWebサイトを気に入ってくれて、新規でパートナーになる会社には、リックソフトのように製品を紹介してくれって言うんだっと言ってくれました。ワイ!

次の目標は、日本語のユーザーガイドを提供する!です。

Brikit
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また、ThemePressと同時に利用できますので、社内ポータルとコミュニティスペースをConfluenceで実現できます。 リックソフトが外国のエキスパートとパートナー契約を結んでいれば、エキスパート価格でご購入いただける場合もあります。またサポートも安心して受けることができます。 気になるアドオンがございましたら、ご相談ください。
Atlassian Summit 基調講演(最新報告)
オープニング基調講演
20151104022 共同設立者であるScott FarquharとMike Cannon-Brookesからアトラシアンの近況報告と製品戦略について説明がありました。
  • Atlassian Summit 2015 参加者は2,500人以上
  • 顧客企業数が50,000社を超えた(10年で達成)
  • Cloudを利用するお客様が50%
  • 売り上げ、人的リソース(時間)、株式の1%を社会貢献に当てる
  • マーケットプレイスのアドオンが2000に到達、顧客の50%はアドオンを使っている、累計売上が $100M に到達
  • アトラシアンの製品の利用者はソフトウェア開発チームやIT部門が多くを占めていたが、ここ数年でそれ以外の利用者が急激に増えたため、ビジネスチーム向けの製品を提供。
  • 顧客の声を聞く会社、フィードバックを取り入れて良い製品を開発するを掲げており、今では毎月 15,000 フィードバックがある

製品戦略として

  • Performance(パフォーマンス)

JIRA アジャイルボードの改善、JIRA Software 応答速度が2倍、Confluence も2倍、1秒内に応答するページ数は1年前と比べて5倍に、HipChatモバイルは4倍、1年前と比べると2倍、総じてパフォーマンスに関するフィードバックが半分になる。

  • Simplicity(シンプルさ)

ソフトウェア開発用のJIRA Software, サービスデスク用のJIRA Service Desk、その他ビジネス用のJIRA Coreの3つの製品に分割、それぞれの用途において最適でシンプルな製品を提供。左側のサイドバーに情報へのリンクを集約 (以前は44のドロップダウンメニューがあった。ユーザービリティが良くない。効率的ではないので、今は、統合するようにしている。)

  • Scale(規模)

現在エンタープライズ顧客が5,000社以上、フォーチュン100のうち79社以上が顧客という現状で、大規模なエンタープライズ向けに、Data Center を提供してきた。 JIRA Service DeskのData Center 提供を開始、アドオンのData Center 対応(JIRAのアドオンTOP25の内24が対応済み)、パフォーマンスの向上(JIRA30%アップ)、Bitbuchet Data Center でGitクラスタリングを実現。Smart Mirroring 機能

  • Mobile(モバイル)
  • Integration(統合連携)
ソフトウェア向け基調講演
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キーワードは「Faster」

ソフトウェアの開発チームがいかに早く開発及び提供できるかにフォーカスしています。

例としてF1チームのForce Indiaの説明がありました。

JIRA Software

アジャイルチームが作ったアジャイルチームのための製品

  • Project-centric:アジャイルボードがデフォルトで表示される
  • 新しいサイドバー:プロジェクトショートカットがありワンクリックで目的のプロジェクトにたどり着ける。(HipChatルームにも)、カスタマイズもできるので、アドオンなどもリストに加えられる。
  • クイックフィルター、リリースタブ
  • Confluence

    • ソフトウェアスペースブループリント:JIRAプロジェクトとリンクさせることによって、チームのスプリントコンテンツなどがひとつの場所に集約される。
    • JIRA Softwareと連携強化であらゆるチームメンバーが容易に情報にアクセスできる。

    それが「Faster」につながる。来年の初旬にリリースされます。

    参考

    Portfolio for JIRA

    大規模なソフトウェア構築にはたくさんのチームとプロジェクトが存在します。双方が信頼して協力して構築する必要があります。

    それを「Faster(早く)」開発するために、Portfolio for JIRA を作りました。

    複数のチームとプロジェクトのスケジューリング、現実的な予測、優先度などをひとつのページで表示できます。

    3,000のお客様が既に使っています。

    いままで手動でやっていたlinkや同期が、リアルタイムにリンクされプランニングできます。

    • 複数のプロジェクトとチームを確認できる。
    • 信頼性のある予測ができる
    • 変更があった時即座に対応できる

    次のバージョンは来年初旬にリリースされます。

    モバイル

    「Faster」とはモバイルということでもあります。

    • JIRA Software for iOSの開発中
    HipChat

    組織化してソフトウェアを開発するには、コミュニケ―ションが必要です。それをリアルタイムに実現するには、HipChatが有効です。

    • 巨大になりがちな通知のメールもHipChatならリアルタイムに確認できる。
    • 既に101のアプリと連携できる
    • JIRAのキーを入力すると、その課題のステータスなどをHipChatで確認できる
    • HipChat Connect のコンセプトの中にひと目でわかることがあります。サイドバーに通知やコンテンツを表示します。
    • Bitbuchetのプルリクエストの通知が表示され詳細を見ることができる。

    参考

    次に、「早く」ソフトウェアをリリースするにはどのようなツールが必要かをお伝えします。

    git

    私たちは長い間ソフトウェアを構築していますが、「早く」リリースできるチームは「git」を利用しています。

    チュートリアル、リソース、FAQなどは下記よりご参照ください。

    SourceTree

    • gitリポジトリを可視化する
    • 無料ツール
    Bitbucket

    プロフェッショナルチーム向けへの対応を強化しています。

    • Cloud,Server,Data Center, AWSでも利用できる。
    • Fortune500の3分の1が使っている。

    Bitbucket Data Center を去年の夏リリースしました。

    • Active to Active Clusteringでダウンタイムがゼロ
    • 新機能:Smart Mirroring 離れた場所でも高速でリポジトリがクローニングできる。
    • ムービーやフォトショップなどの大きなサイズのファイルも保存が早くなった。

    開発ツールにはそれぞれ違った使い方がありますが、最小限のディレクションで済むように、Bitbucket Connect をこの夏リリース。

    • wercker + Bitbucket
    • Microsoft Azure + Bitbucket
    ITチーム向け基調講演
    JIRA Service Desk

    15,000+ チームが既に使っている

    Twitterや、米国政府機関でも使われていて、車産業、保険業界、エンターテインメント業界など色々な業種で使われている。

    G2 CROWDでも評価されマーケットリーダとして認知されている

    現代の経営ではテクノロジーを活用することが必須となってきています。

    ビジネスリーダーは、どのようにテクノロジーを活用してビジネスを「Faster」し、より売上を上げていくかにフォーカスする必要があります。

    ITチームは既にバックオフィスな役割でなく、ビジネスの前線にいると言ってもよいでしょう。

    機能

    • JIRA SoftwareとJIRA Service Desk間の課題のリンク。課題間のステータスをリンクさせることで、ビジネスチームからソフトウェア開発チームへの橋渡しを確実かつ高速に行うことができるようになります。
    • HipChat ConnectでHipChatから離れることなくシステムの状況を監視することができます。
    • 新機能「Smart Graph」:検索キーワードを学習していくことで、より速く目的の内容を探すことができるような仕組みです。

    様々なツールを組み合わせることでより迅速にビジネスを進めていくことができます

    総括

    最初に二つの目標を掲げてやってまいりましたが、正直なところスケジュールに追われて地に足がついていないというか、何が何だかわからないまま終わってしまったというのが本音です。

    初めてのブースは予想以上にスリリングでした。前もって分かっていればもっとこうしたのになどなどはありますが、チームリックソフトに助けられました。とってもすばらしいチームでした。

    今後のリックソフトにご期待ください!

    20151104020

    アトラシアン社のエキスパート担当の方々にはっぴをプレゼンとしたらその場で着てくれました。