Author
山本 敏裕Toshihiro Yamamoto
こんにちは。リックソフトの山本です。
Jira初心者の新米プロジェクトリーダーの「りっくま」くんが、今度はConfluenceを使用してプロジェクトでの情報共有を円滑に進め、効率よく仕事をし、Confluenceの機能や使い方を習得するために、リックソフトヘルプデスクへ悩みを相談しながら成長していく物語です。
今回は、りっくまくんからヘルプデスクにこんなお便りが届きました。
こんにちは。僕はりっくまです。
僕をクリックするとConfluenceのFAQサイトへ移動できるクマよ~!!
ここ最近、プロジェクトのみんなにキレイで見やすいページを作りたいと思っているクマよ~。
でも、ページを作成するときにページのレイアウトを整える方法が分からないクマね~?!ほんとにクマってるクマ~。。
なにか良い方法はないクマかね~。教えてほしいクマ~!!
りっくまさん、今回もお問い合わせいただき、ありがとうございます。
回答しましょう。その前に、クマ語が多いので、人間語に翻訳すると以下を知りたいようです。
- ページのレイアウトを整える方法を知りたい。
それではConfluenceのページレイアウト機能の紹介と使い方について説明させていただきます。
ページを作成するときに、ただ文字を並べただけだったり、画像を貼っただけではごちゃごちゃしてしまい、せっかくの良い記事も読み手に良い印象を与えないことがあります。ページのレイアウトは読まれ方に影響を与えてしまうことがあります。
Confluenceにはページのレイアウトを整えるためにセクション機能というものがあります。
今回はその機能の使い方について説明させていただきます。
1.ページレイアウトとセクション
例えばページを作成するときに、ページの左半分には画像、ページの右半分には文字を表示したいといった場合、セクション機能を使用します。
セクション機能はページのレイアウトを分割する機能です。複数のセクションを追加することで複雑なレイアウトを作成したりすることができます。
【使い方】
エディター画面(編集モード)で、下図のように画面上部の真ん中辺りにある「ページレイアウト」をクリックします。
ページレイアウトアイコンをクリックするとツールバーにセクションメニューが表示され、エディター部分(本文を書くところ)には点線の枠が表示されます。
文章の入力はこの枠の中で行っていきます。下図の状態ではセクションはシングルコラムセクションで1つのみとなっています。
例えば、画面の左側は画像領域、右側は文字領域とそれぞれセクションを分けたいときは「2コラムセクション」を使用します。
「2コラムセクション」を選択すると下図のようにセクションが2つに分けられます。
セクションが2つになったところで、左側に画像を添付し、右側に文字を入力します。イメージは下図のようになります。
ここで、2コラムセクションの後ろにシングルコラムセクションを追加したいといった場面があると思います。この場合はセクションを追加して、そのセクションをシングルコラムセクションに設定します。手順は、
- セクションを追加します。
- シングルコラムセクションに設定します。
セクションは好きなだけ追加することもできます。他にも3コラムセクションなどもあり、全部で6個の中から選択することができます。セクションの追加とセクションの分割を活用することでページのレイアウトを整えることができます。また、「上に移動」、「下に移動」アイコンをクリックしてセクションを好きな位置に移動することができます。
なお、4つ以上のセクション分けを使いたい場合は次の項目で説明させていただきます。
ご注意ください
お使いのブラウザがInternet Explorerの場合、セクション機能を使用すると日本語入力ができないという既知の不具合がございます。
その場合は次に紹介する「セクションマクロと列マクロ」をご利用ください。
2.セクションマクロと列マクロ
ここでは、ページのレイアウトをマクロを使って分割する方法について説明します。
「セクションマクロ」と「列マクロ」という2つのマクロを使ってレイアウトを構成していきます。この方法では注意点がありますので、先にこちらをお読みください。
ご注意ください
セクションマクロ内には、常に列マクロが少なくとも 1つはなければなりません。列マクロなしでセクションマクロを使用すると、ページの読み込み時間に悪影響を与える可能性があります。
セクション内のすべてのコンテンツが列マクロに収められている必要があります。そうでない場合、レイアウトが思うように表示されないことがあります。
ページレイアウト機能では3コラムセクションまでしかセクション分割ができませんが、「セクションマクロ」と「列マクロ」を使用すると、4つ以上のセクション分割が可能となります。セクション数と列数は好きなだけ設定することができます。では、使い方について説明させていただきます。ここではセクションを4つに分割したいと思います。
【手順】
- エディターに「セクションマクロ」を配置します。
- セクションマクロ内に「列マクロ」を配置します。
- 「列マクロ」ごとに特定のパーセンテージ幅またはピクセル幅を定義します。
上記の手順でセクションマクロ内に列マクロを配置します。分かりやすいように画像を表示します。
下記のように4つのセクション分割ができていることが確認できます。
「セクションマクロ」と「列マクロ」を利用する場合は、ページのレイアウトとは異なり縦方向に作成していくので分かりづらいのですが、セクションの数も幅も好きなように設定できますので、柔軟性があり、とても便利です。
あとはこれにパネルマクロなどを配置して色なんかも付けてあげると見やすく整理されたページを作成することができます。
ぜひこの機能を使って、お好みのページやお気に入りのページを作成してみてください。以上、ページレイアウトとセクション機能の説明でした。
りっくまさん、このような回答でよろしいでしょうか?
まずは上記の手順で確認してみてください。操作方法や機能など、また何かお困りのことがございましたらお問い合わせください。
また30日の無料評価ライセンスがありますので、ぜひお試しください。
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