Bamboo 6.8 がリリースされました。:Final Stageが設定できるようになりました。

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奥村 和彦Kazuhiko Okumura

奥村 和彦

こんにちは。リックソフト プリセールスエンジニアの奥村です。

AtlassianのCI/CDツール>Bambooの6.8がリリースされました。6.8のアップデート内容についてお伝えします。
6.8ではバグの修正や画面表示の改修などの品質改善が行われ、より使いやすくなりました。

Final Stageが設定できるようになります

これはFinal TasksのStage版の機能となります。

Final Tasksを説明すると、Jobに追加したタスクの一覧でFinal Tasksと表示された帯の下に配置したタスクは、ビルドが途中で失敗しても必ず実行します。
「ビルドは失敗したけどレポートは出力したい。」のように成功/失敗に関わらず必ず実行したタスクをFinal Tasksに指定すると良いと思います。
(Javaの例外処理に書く、try - chatch -finallyのfinallyのようなものですね。)

Final Stageも使い方の詳細は現時点明らかになっていませんが、同じような機能と言われていますのでStage単位でビルドが途中で失敗しても、実行することができるStageになると思います。

(注)こちらの画像はFinal Tasksです。

Final Tasks

ユーザーを削除したあとに権限をクリーニングするようにしました

「Atlassian crowdでユーザー管理を行っていて、crowdからユーザーを削除してもBambooで付与された権限が消えない」不具合が修正されました。

この修正によってユーザー管理にcrowdを使っていた場合のセキュリティの向上が期待できます。

Deployment Projectsにページネーション機能を搭載して表示機能を改善しました

デプロイメント・ダッシュボードは、プロジェクト と デプロイ先の環境数分の情報を一覧で表示するためプロジェクトと環境の数が多くなると「表示レスポンスが遅くなる」「新しいデプロイ・プロジェクトは一番下に表示されるので画面をスクロールしていかないと見えない」といった表示に関する課題・要望がありました。
このダッシュポートにページネーション機能を追加することで、1ページに表示される情報が制限されることでレスポンスの改善や目的のプロジェクトと環境の情報の確認が楽になると思います。

BambooのJava バージョンについて

まだアナウンスが無いため推測になりますが、Bambooを利用するためのJavaのサポート対象プラットフォームはOracle JDK 8 と Open JDK 8 のみとなります。
従って2019年2月8日時点では、Bambooでサポート対象となっているJava自体の無償サポートは終了しており、引き続きサポートを受けるにはOracleの有償サポートのみが選択肢となってしまいます。
ですが、他のAtlassian製品がAdoptOpenJDK 8をサポート対象にしていることや、次期メジャーバージョンからはJava 11 (Oracle JDK 11 または AdoptOpenJDK 11)もサポート対象プラットフォームとして記載されていますので恐らくBambooも同様のサポートになるものと思われます。

またこれはBambooとサーバーおよびエージェントを実行に必要なJavaについてのお話です。
お客様が開発されているソースコードやモジュールのビルド・デプロイを実行するためのJavaに制限はありませんので併せてご案内します。

今回のバージョンアップでは目立った新機能などは無く、使いやすさを向上した内容が多く、Bambooを利用するための壁が少しずつ取り払われているのではと感じました。今後もこのように使いやすさを向上するための改善も出てくると思いますので「CI/CDに興味がある」「Bambooを使ってみたい」と思いましたらリックソフトまでご連絡ください。

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