Author
渡辺 裕美Hiromi Watanabe
9月26日(金)、ベルサール八重洲にて「JIRA+JIRA Service Deskセミナー」「きっとできるGitセミナー」が開催されました。
JIRA+JIRA Service Deskセミナー
アトラシアン株式会社 Stuart Harington 氏からのご挨拶


アトラシアン株式会社のご紹介がありました。またリックソフトを日本で売上1位ですとご紹介をいただきました。
そして、リックソフト株式会社 大貫浩からの挨拶です。

JIRA - collaboration without walls - JIRA が引き出す現場力
講演者 アトラシアン株式会社 テクニカル エバンジェリスト 長沢智治 氏
開発チームの資質が問われていて、価値を生めないチームは淘汰されてます。チームワークは壁が有るから難しいのです。開発者とビジネスパーソンで壁が有るのは、情報の粒度が違い価値観が違うからです。JIRAを中心としたAtlasisan 製品は、情報の粒度を吸収してくれるそうです。ビジネスパーソンは自分の作ったConfluenceの企画書で進捗を確認ができ、開発者は作成されたチケットを元にソースコードを修正します。Atlassian製品を利用すれば、情報が連携できるので高い信頼関係が構築できると思います。
また、これからは戦略の傘の中で計画を立てる必要が有ります。複数プロジェクトで戦略の元に計画を実行できるように 、Atlassian は JIRA Portfolioを提供したそうです。
資料:http://www.slideshare.net/tomohn/jira-collaboration-without-walls-jira-jiraservicedesk

Geitting More Done, Faster: The Power of JIRA Service Desk (JIRA Service Desk を活用し、より速くたくさんの問題を解決しよう)
講演者 アトラシアン株式会社 サポートマネージャー Adam Laskowski 氏(同時通訳あり)
JIRAを利用している企業の 40% がJIRAをサービスデスクとして利用しています。世界で一番サービスデスクを利用している会社は Twitterで 112 のサービスデスクを運用しているそうです。
JIRA Service Desk は、JIRAをサービスデスクとして利用するアドオンです。ver.2.0 からサービスを提供するエージェントの人数でライセンスが決まる事になったので、ライセンス費用が安くなりました。
今後の機能としては、リマインダーやエスカレーションの自動化や、Confluence Questions との統合も準備されているそうです。

Getting Git Right 〜 きっとできる Git セミナー
Be a Happier Developer with git
講演者 1 Tim Pettersen 氏(Developer Advocate, Atlassian: 同時通訳あり)
Gitのメリットは、"スピード" と "安全性" との事です。Gitは、Subversionと比べると最初のクローンだけが全ての履歴を取得するために遅いのですが、それ以外はローカルでの作業となるので速くなります。また、サーバーがクラッシュしてもクライアントにはサーバーと同じ情報がクローンされているので、安全です。
LinuxのGitリポジトリーはバックアップを取得していないそうです。なぜなら世界中の人がクローンしているからです。また、git stash (製品では無く、コマンドです)や、git rebase などの便利なコマンドも紹介されました。


Productive teams
講演者 2 Abhin Chhabra 氏(Bitbucket Developer, Atlassian: 同時通訳あり)
(個人的には今回のセミナーで一番収穫が有ったのがこのセミナーでした)
Atlasisanで利用しているGitワークフローの紹介が有りました。フィーチャブランチワークフローの紹介では、ブランチの命名規則を作ったが、開発者が間違えてしまいトラッキングができなくなってしまう。これを防止するために、JIRAからブランチを作成する機能を作ったそうです。開発者がブランチ名をタイプする事が無くなったので、ミスが無くなりました。また、ブランチを作る時に自動テストを含んだビルドが成功しているかどうかも画面で確認できます。これもテストに失敗した状態からブランチを作ってバグを複製してしまう事を防ぐための工夫だそうです。
開発者の失敗をツールで防止して開発効率を上げる工夫は大変素晴らしいと思いました。
その他にもいくつかのワークフローの紹介が有りました。開発チーム毎に要求が違うので、開発チーム毎に適切なワークフローも違います。皆さんのチームに有ったワークフローにして下さいとの事でした。

デモと Getting Git Right まとめ
講演者 アトラシアン株式会社テクニカル エバンジェリスト 長沢智治 氏
前のセッションまでは、Gitの説明でした。このセッションだけが Atlassian 製品の説明です。JIRAとStashを中心にした Atlassian製品を使って、企画書からチケット作成、ブランチ作成、コミット、ブランチのマージ、ビルド、デプロイまでのデモが駆け足で紹介されました。
資料:http://www.slideshare.net/tomohn/getting-git-right-wrap-up-git

開場はおかげさまで満席でした。
