WBS ガントチャート徹底活用シリーズ 1:「ガント」を使って表示する課題タイプを絞り込む

Author

國谷 秀彦Hidehiko Kuniya

國谷 秀彦

どうもです。リックソフトヘルプデスク受付 国谷です。
ヘルプデスクでは多数のお客様よりお問い合わせがあるのですが、しばしば同じ様なお悩みのご質問を頂戴します。
本日は、その中からWBS ガントチャート for JIRA の小ネタを紹介させて頂きます。

お悩み

アプリケーション開発プロジェクトで画面デザインチームのリーダをやってます。
WBS ガントチャート for JIRAを使って、課題管理・進捗管理を進めています。
基本的には、大項目(課題タイプ:エピック)と中項目(課題タイプ:ストーリ)の2階層でWBSを組んでいます。
チームメンバとのやり取りに関しては概ね良好で、WBS ガントチャート for JIRAの画面を見ながら日々の業務が営まれています。

困っているのは、偉い人(PM)との進捗会議です。
普段使っているWBS ガントチャート for JIRAの画面を使って説明しようとしても、偉い人は以下の様な事を仰りやがります。

  • 細かい個々の課題(ストーリ)を見せられてもわからない。見えているだけでウザイ。
  • もっと大きなレベルで進んでいるのか、遅れているのかを見せて欲しい。

今は大項目(エピック)だけの表示になる様に、展開されている子課題を閉じた画面を使っていますが、全展開から一つ一つ閉じるのが面倒です。

エクセルのフィルタみたいに指定した課題だけ表示する機能はないですか?

回答

残念ながら、エクセルのフィルタ機能(に似た仕組み)は、現状のWBS ガントチャート for JIRAにありません。

しかし、WBS ガントチャート for JIRA 9.0版より実装された『ガント』を使って表示する課題タイプを絞り込む事で、近い事は実現できます。

【ベースとなる表示内容】

ベースとなる表示内容

大項目(課題タイプ:エピック)と中項目(課題タイプ:ストーリ)に分割された課題が並んでいます。

  1. ガントを作成します
    プロジェクトとフィルタから作成できますが、今回はプロジェクトから作成しています。

    ガントを作成します

【完成したガントでの表示&編集】

完成したガントでの表示&編集(課題の構成はベースの表示と変わりませんね)
ガントの設定を編集していきましょう。

完成したガントでの表示&編集

  1. チケット設定に移動します。最初は全課題タイプ表示モード(青枠)になっています。
    表示モードを変更するリンク(赤枠)をクリックします。

    ガント設定の編集

  2. 指定課題タイプ表示モード(青枠)になりました。
    表示する課題タイプを追加するボタン(赤枠)をクリックします

    ガント設定の編集

  3. 表示する課題タイプが選択されている事を確認します。 その他の設定は特に変更しない状態で更新(赤枠)します

    ガント設定の編集

  4. 指定課題タイプモードで表示される課題タイプが追加されました。

    ガント設定の編集

【完成:課題タイプを絞り込んだ表示】

エピックの課題のみが表示されて、非常にスッキリしました。

完成:課題タイプを絞り込んだ表示

元の表示の段階で▼マークを折りたためば良いのでは・・・?とツッコミが聞こえそうですが、この例はサンプルです。500件とか1000件の構成を折りたたむのは大変なので、有用では無いかと思います。多分・・・恐らく・・・きっと・・・有用だったら良いなぁ

いかがでしょうか?
今後もちょっとした小ネタを書かせて頂きますので、是非ともお付き合い下さい。

現在キャンペーンも行っております!

パワーアップされたWBS ガントチャート for JIRAでプロジェクト管理をレベルアップ! 割引キャンペーン

WBS ガントチャート for JIRA について 

お気軽にご相談ください。

ご相談・お問い合わせ