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山本 鮎美Ayumi Yamamoto
はじめまして。リックソフト技術担当の山本と申します。
新規にAtlassian製品を利用するお客様への導入支援が私たちの主な仕事ですが、ユーザーが増えていく中で、既にご利用されているお客様の運用改善のお手伝いをさせて頂く機会も多くなってきました。
なかでもJIRAを使っていくと、だんだん標準機能では実現出来ない悩みが出てきます。
課題作成を自動化したい、非JIRAユーザーの外部担当者ともJIRAでやり取りしたい・・・などなど。
そんな時は解決策の一つとして、Atlassian製品には様々なベンダーが開発しているアドオン(拡張機能)が数多くあるので、その中からお客様の抱える問題を解決できそうなアドオンを調査してご提案することがあります。
このシリーズで、JIRAユーザーであるお客様の悩みとそれを解決したアドオンを紹介していきたいと思います。
先日、こんなご相談を受けました。
JIRAでタスク管理している週次業務があって、同じ内容の課題を毎週作成するのは非効率・・・週に1回自動で課題作成してくれないかな?
回答: The Schedulerというアドオンがあります!
The Schedulerとは
文字通り、事前に作成しておいたスケジュールの通りに課題が自動で作成されるアドオンです。
管理画面からスケジュール作成はもちろん、既存課題をスケジュール化することもできます。
シンプルで簡単な設定なので、非常に使いやすいアドオンだと思います。
スケジュール課題の新規作成
アドオンの「Manage Scheduled Issues」メニューから、スケジュールを作成します。
既存課題からの作成
各課題のその他メニューに「Schedule Issue」というメニューが追加されて、そこからスケジュールを作成できます。
その他の機能
以下のような機能もあるので必要に応じて利用すると便利です。
- XML形式でのエクスポート/インポートが可能なので、別のインスタンスにスケジュールを移行する場合や、スケジュールのバックアップを取得する場合などに利用できます。
- スケジュールを作成したり変更したりする管理権限を、ロール・ユーザー・グループごとに設定できます。
- スケジュールにより作成された課題、これから作成される課題をまとめて確認することができます。
以上、「The Scheduler」のご紹介でした。
独自にAtlassian製品を利用してきたけれど、こういう事はできないかな?もっと効率よくならないかな?などの悩みは、アドオンで解決できるかもしれません。ぜひお気軽にお問い合わせください。
30日の無料評価ライセンスがありますので、ぜひお試しください。